高次脳機能障害とコーチング|プロコーチとの対話で、今の自分を生きる

ビーチを歩く二人のサーファー

「前はできていたのに」——そのひと言を、何度飲み込んできたでしょう。
ご本人も、そばにいる家族も、それぞれの戸惑いを抱えています。
プロコーチとの対話で、今の自分を生きる道を一緒に探します

目次

高次脳機能障害とは(症状・原因)

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)や事故、心肺停止などによって脳が損傷すると、記憶・注意・言語・感情のコントロールといった認知機能に障害が残ることがあります。これを高次脳機能障害と呼びます。
外見からはわかりにくいため「見えない障害」とも言われ、本人も家族も気づきにくいのが特徴です。
主な症状 記憶障害/注意障害/遂行機能障害/社会的行動障害/感情のコントロール困難/疲労しやすい など

原因や症状、年代別の傾向など

高次脳機能障害は外見からわかりにくく、本人や家族が気づかないまま時間が過ぎることも少なくありません。
「何が? 」や「 誰に?」を理解し早めに気づき、適切なサポートにつながることが大切です。

区分データ
性別男性が女性より多い
年代60歳以上が67.2% 東京都調査
原因全体脳血管障害が81.6%、脳外傷が10.0% 東京都調査
年代別傾向10〜20歳代では頭部外傷が最も多く、年齢が上がるにつれ脳血管障害の割合が高くなり、60歳以上では約90%に達する ドクターズファイル
高次脳機能障害の主な原因
原因割合(%)備考
脳血管障害81.6%主に脳梗塞や脳出血など。特に60歳以上では89.9%を占める。
脳外傷10.0%交通事故や転倒などによる頭部外傷が主な原因。
その他8.4%脳炎、脳腫瘍、低酸素脳症など多岐にわたる。
高次脳機能障害の主な症状
症状割合(%)説明
行動と感情の障害44.5%意欲の低下、抑うつ状態、不安、興奮状態など。
記憶障害42.5%新しいことが覚えられないなどの記憶の問題。
注意障害40.5%気が散りやすい、集中できないなどの注意力の低下。
失語症40.4%言葉が話せない、理解できないなどの言語障害。

年代別・原因別の傾向

年代主な原因
10〜20歳代頭部外傷(交通事故・転倒など)が最多
30〜50歳代脳血管障害の割合が増え始める
60歳以上脳血管障害が約90%、全体の67.2%を占める

(東京都高次脳機能障害者実態調査より)

これらの症状は、個人によって異なり、複数の症状が重複して現れることもあります。

高次脳機能障害を〈逆境や不具合ではなく新しい自分を獲得できるための贈り物〉と捉え、「やりにくさ」を「楽しさ」に、「生きにくさ」を「おもしろさ」に変えていくことを目ざします。

高次脳機能障害にコーチングが必要な理由

「また元通りになれるだろうか」——そう問い続けることは、今の自分を否定し続けることでもあります。

医療やリハビリは、身体と機能を整えます。しかしそれだけでは届かない問いが残ります。 「なぜ怒りっぽくなったのか」「周囲にうまく伝えられない」「これからどう生きていけばいいのか」——。

コーチングが向き合うのは、まさにその問いです。 「元に戻る」ではなく、**「今の自分で、どう生きるか」**を一緒に考える対話です。

 

医療・リハビリとコーチングの違い

医療やリハビリは、身体と機能を整えるものです。コーチングはその代替ではありません。

コーチングが担うのは、その先にある領域です。

医療・リハビリコーチング
対象身体・機能の回復心の整理・未来への見通し
アプローチ診断・治療・訓練対話・問い・気づき
問い「どう治すか」「どう生きるか」
担い手医師・療法士コーチ

コーチングは医療と併走するものです。治療を続けながら、心の整理と次の一歩を同時に進めることができます。

プロコーチとの対話でできること

コーチングセッションでは、できないことではなくできるようになったこと、そしてまだ眠っている可能性に光を当てます。

「今の自分を責めてしまう」「周囲にうまく伝えられない」——そんな言葉も、ここでは安心して口にできます。

コーチには守秘義務があります。セッション内でお話しいただいた内容が外部に伝わることはありません。

あなたのペースで、一緒に進みます。

課題コーチングで期待できる支援
忘れやすい・うっかりミスが多い習慣化・環境整備・リマインダー活用の伴走支援
意欲が出にくい・気分の波がある目標設定の工夫・小さな成功体験の積み重ね
自分に対する信頼感が持てない自己認知の整理・できていることへの気づき
周囲との誤解や関係の摩擦コミュニケーションの戦略設計・自己表現の練習

こんな方へ(当事者・家族・支援者)

ご本人へ

  • こんな方へ(当事者・家族・支援者)以前のようにできない自分を責めてしまう方
  • 周囲にうまく伝えられず、孤独やストレスを抱えている方
  • リハビリや治療が一段落し、次の一歩をどう踏み出すか迷っている方
  • 「今の自分」とうまく付き合っていく方法を見つけたい方

ご家族・ご友人・支援者へ

  • どう声をかければよいか、距離感に悩んでいる方
  • 本人のつらさを理解したいが、うまく寄り添えずに戸惑っている方
  • 支える側としての疲れや孤独を感じている方

私自身:脳出血からリハビリ~今の自分へ

段取りが困難。会話が続かない。感情が抑えられない。 「前はできていたのに」——その言葉を、何度飲み込んだかわかりません。

家族には「前はもっと優しかった」と言われました。 周囲にうまく説明できない孤独と、元に戻っていない自分を苛む日々。

それでも少しずつ、自分を受け入れていきました。 その時できるやり方をその都度採用する。そんな切り替えを積み上げて今ではフルマラソン大会に出走し、100kmのサイクリングもできます。 自分にとって脳出血は不幸ではなく、新しい自分を獲得できる贈り物だったと思っています。

その体験を、今度は支える側として活かしています。

まずは無料体験セッションへ

「話してみようかな」——そのくらいの気持ちで十分です。

最初の一歩は、約45分のZoomセッション。 診断名でも症状でもなく、今のあなた自身と向き合う時間です。

ご本人はもちろん、ご家族や支援者の方のご相談もお受けしています。

その体験を、今度は支える側として活かしています。


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